バラと雑草の日々

いつも始まり そして自由 だからガーデニングが好き

ぽっかり心の隙間が

五年前から手術や入退院を繰り返していた母

その生活を離れて暮らしていた私なりに

必死に支えてきました。

 

そんな中  入院しながら意識ははっきりしていても一年以上寝たきりになった中

寝返りも打てなくなった母と疲れていた時の私は

お互いの感情がぶつかり

綺麗事だけではない小さな親子ゲンカをしたり

私自身が体調を崩したりいろいろなことがありました。

 

そして  母はついに二週間前に旅立ちました。

 

母の望むようにすーっと安らかな最期でした。

 

来月の誕生日を迎えれば80になったはずの母

 

親子共々長い長い苦しい時間に終わりを告げるかと思っていたら

それは 母だけ!?

 

日を追うごとに 寂しさが募り まさに 心にぽっかり穴が空いてしまいました…。

 

父が他界したときはまったくこんな感情は持ちませんでしたが…。

 

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母には もっともっと 優しくしてあげれば良かった……

もっと もっとああしてあげればよかった……と思います。

 

でも その時は   その時なりに仕事  家事   犬の世話   そのほかに病院通いで

クタクタで必死だったのです。

 

母親って 生きてる時は当たり前

亡くしてみて   初めて  その存在の大きさに気づくものですね。

 

母の介護に必死だったころは  早く解放されたいと正直思ったことも

ありました。

でも たいていの人は   亡くしてから

「もっと  親孝行しておけばよかった」と思うようです。

ほんとに そう思います。

私も 人並みには 親孝行したと思っていますが

遺されたものとしては やはり そう思います………。

 

私だけが看取る中  母は最後の最後の呼吸を終えました。

 

今朝は  久しぶりに雪が降っています。

 静かに降る真っ白い雪が 慰めてくれるかのようです………。

 

ありがとう  お母さん